【ココロエ・その1】

日本音楽業界のメインストリームで初めて「ヒップホップ」を鳴らしたパイオニアであり、ヒップホップのみならずその後の音楽シーンに大きな影響を与えたEAST END。2003年、彼等が満を持して6年振りにGAKU-MC、YOGGY、ROCK-Teeというオリジナル・メンバーで再始動する。

90年の結成以来、イベント「YOUNG MC's IN TOWN」を開催、92年にはライムスター、メロー・イエローと共に日本最強ヒップホップ・コミュニティ「FUNKY GRAMMAR UNIT」を結成し(現在のクルーにはリップスライム、キックザカンクルー、イノセンス、CUE-ZERO、DJ TATSUTA、DJ SHUHOも在籍)、94年の「DA.YO.NE」でヒップホップ初のミリオンセラー、紅白出場を実現。シングル、アルバムトータルで総売上400万枚以上というセールスを記録。これだけとってみても、パイオニアという言葉は正に彼等にこそ当てはまる。

長らく現場にいながら後進も育て、ヒップホップに貢献してきた彼等の懐の深さは賞賛に値する。日本のヒップホップが脚光を浴びた昨年2002年、いくつものヒップホップグループが自己の最高セールスを更新し、ポップシーンとヒップホップが幸福な融合を果たしたが、その過程のいくつもの瞬間にEAST ENDの貢献、影響が見て取れる。当時EAST ENDが音楽業界に開けた風穴は、今になっても尚広がり続けている。

昨年は以前とは比較にならないような大きな会場でのヒップホップ系ライブイベントが多数開催され、メンバーや仲間達がお互いに顔を合わせる機会も増えた。仲間や後輩達のめざましい活躍を通じて刺激を受けることもあっただろう。そして3人は30を超え大人になる(海外で30を超えているヒップホップ・アーティストは珍しい存在ではない)。そんな中で熟成されたヴァイブスがEAST END再始動に繋がっていく。インターネット上でネタのやり取りを行い、アナログターンテーブルをCDJに持ち替えて。

ヒップホップが持つ素晴らしいテーマ、イデオロギーのひとつに"世代継承"、つまり"壁を超えたヴァイブスのリンク"がある。それが音楽の歴史を少しづつ形成し、進化させていくとしたら、EAST ENDはその象徴の一つとも言える。人と人の心をつなぐ音の連なり、ビートと言葉。ヒップホップの本来持つ自由奔放さと音の深み。これからのEAST ENDの新しい音のひとつひとつがそれを体現するのは間違いない。
だからと言って、難しいことは何もない。自由に、自分の好きな方法で今のEAST ENDの"音"を"楽"しむ、これ基本。

8月27日にユニバーサルISLANDより、シングル「ココロエ」、9月24日にはボリュームたっぷり(予定)のフルアルバムがドロップされる。内容は乞うご期待。
次々に名曲が生まれています。集大成&決定盤、今年の台風の目になること間違いなし。深いよ、マジで。

【ココロエ・その2】

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【ココロエ・その3】

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